アメリカでは運転が必須です

ボストンへ短期留学中、話題のタヒボ茶を通販でお取り寄せしたことはありますが、アメリカ合衆国では夫の転勤によって数年間住むことになりました。私が一番苦労したのは運転です。私は本当に運転音痴なのです。免許を取ったものの自覚してからはほとんど運転していませんでした。東京で過ごしていれば車を使わなくて済むのですが,アメリカではそうはいきません。買い物,病院,子供の学校,子供の習い事,イベントや友人からの自宅への招待など全て車で行かないと行けない場所です。まさに車がないというのは足がないのと同じくらいです。そのことを渡米前から聞いていたので,渡米前には何度も日本の教習所に通ったりはしました。

でも運転音痴は中々治らず,一生懸命に練習をしても気を付けていても車をこすったりすることがありました。幸いに人身事故はなかったのですが,日本に帰国する時に嬉しかったのは運転しないで生活が出来ることでした。

一番怖かったのはアメリカではよく停電します。それは割と日常的に起きることなのですが,運転中のバイパスでまさに停電が起きてしまい,信号機も全て消えてしまったのです。バイパスは結構皆さん早いので制限速度できっちり走っているとクラクションも鳴らされることがよくあります。私は友人とランチの予定を中止にして家に戻ることにしました。近くのスーパーマーケットで時間を潰そうと思ったのですが,スーパーも停電で閉店していました。信号機がない中で家に帰るのは思い出しても恐怖でした。私の家は高層のアパートメントでしたが,勿論エレベーターも止まっていました。